HAIR KNOWLEDGE

くせ毛は遺伝しますか?
——「私に似ちゃって」と言われる方へ

2026.08.16  |  Kazunori Kuwabara

「私に似ちゃって、この子も広がるんです」。お子さんの髪の話になると、こう言われる方がいます。ご自分がくせ毛で苦労してこられた方ほど、その言い方に申し訳なさがにじんでいます。今日は、くせ毛と遺伝の話をします。

遺伝しやすい、とは言われています

くせ毛は遺伝しやすいと言われています。ご両親のどちらかがくせ毛だと、お子さんにも出やすい傾向があります。

髪の太さや毛穴の形、生えてくる角度。こういったものが、体つきや顔立ちと同じように似るということです。

自然な仕上がりのセミロングストレート

ただ、同じくせになるとは限りません

ここが大事なところです。

お母様がうねるタイプでも、お子さんは広がるタイプだったり、その逆だったり。同じ家族でも、まったく違うくせが出ることはよくあります。

実際に僕も、親子で担当させていただくことがありますが、同じ薬でうまくいくことのほうが少ないくらいです。髪はひとりひとり違います。

思春期で変わることもあります

小さいころは真っすぐだったのに、中学生くらいからうねり出した。この話も、めずらしくありません。

逆に、子どものころ強かったくせが、大人になって落ち着いたという方もいらっしゃいます。

髪質は一生同じではありません。今の状態がずっと続くわけではない、ということは知っておいていただければと思います。

縮毛矯正後のまとまりのあるストレートヘア

お子さんの縮毛矯正について

「うちの子にもかけたほうがいいですか」と聞かれることがあります。

僕は、本人が気にし出してからで十分だと思っています。親御さんが気になっていても、お子さん自身が困っていないなら、急ぐ必要はありません。

もしかけるとしても、まずはご相談ください。髪の状態を見て、その子に合った方法をお伝えします。使う薬も、大人の方と同じにはしません。

「私のせいで」と思わなくていいと思います

これが今日いちばんお伝えしたかったことです。

ご自分がくせ毛で嫌な思いをしてこられた方ほど、お子さんに同じ思いをさせてしまうと感じられるようです。その気持ちは、話していてよく伝わってきます。

でも、くせ毛は困りごとであって、悪いものではありません。今はきれいに伸ばす方法もありますし、生かす方法もあります。

それに、お母様がご自分の髪ときちんと向き合ってこられたからこそ、お子さんに「こうすればいいよ」と言ってあげられるのだと思います。

あるお客様の話

何年か通ってくださっている方が、中学生の娘さんを連れて来られたことがあります。

娘さんは最初、ずっとうつむいていました。ですが施術のあと、鏡を見て少し笑ってくれました。

お母様が「私も中学のとき、こうしてほしかった」とおっしゃったのが、今でも印象に残っています。

ご自分が我慢してきたことを、お子さんにはさせたくない。そういう気持ちで来られる方に、僕はきちんと応えたいと思っています。

Hair & Spa Fermata の店内

最後に

くせ毛が遺伝したかどうかより、これからどうしていくかのほうが大事だと思っています。

お子さんの髪のことでも、ご自分の髪のことでも構いません。気になることがあれば、ご相談ください。

写真を撮って、LINEから送っていただくだけでもお答えできますよ。

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桑原 和誠
桑原 和誠|Hair & Spa Fermata オーナー

美容師歴22年。縮毛矯正・髪質改善を専門に、船橋市宮本にてプライベートサロンを営む。「目の前のお客様に全力を」をモットーに、完全マンツーマンで施術を行っている。

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